働き方を見直すなら「年間休日」の確認が必須!

年間休日が多い職場に転職するコツ「求人票は隅々まで確認しよう」

求人票で特にチェックしておく項目

求人票で特にチェックしておく項目

事前に求人票はしっかり確認しておきましょう。年間休日の日数が平均を上回っているのか、有給休暇の取得でカバーするのかなどを確認しておくと転職先も絞り込みやすくなります。

有給休暇は含まれない

有給休暇は含まれない

有給休暇は入社から6ヶ月経過後に付与されます。平日5日以上勤務する労働者には初年度は10日以上、週1日勤務のパートタイム労働者には8割以上出勤すれば1日付与されます。しかし、有給休暇は年間休日に含まれないのにもかかわらず、その分を含めた日数を年間休日として記載している会社もあるので注意が必要です。補足事項の表記がないか、隅々までよく確認しましょう。
もし、年間休日が110日でその中に有給休暇5日が含まれる場合、実際の日数は105日です。最低ラインの日数になるので、「休日を増やしたかったはずなのに実際は前職と変わらなかった」と後悔することになるでしょう。求人票に詳細が記載されていない場合は、面接時に直接確認してみてください。

週休2日と完全週休2日の違い

週休2日と完全週休2日の違い

勘違いしている人が意外に多いのが、「週休2日」と「完全週休2日」の違いです。月に最低1回は2日間の休日を取得できる週があるのが週休2日で、毎週必ず2日間の休日を取得できるのが完全週休2日です。求人票に「完全週休2日」と記載されていれば年間を通して毎週2日の休みを確保できます。土日が休日になるケースが一般的ですが、○曜日と○曜日、休みの曜日が毎回変わる、というケースもあります。

振替休日と代休の違い

振替休日と代休の違い

振替休日や代休を設けている会社もあります。振替休日は「出勤日の代わりとなる休日」のことです。出勤しようとする休日を平日として扱い、他の出勤日が休日になります。休日に行われた労働は平日の労働として扱われ、休日労働に対する割増賃金は発生しません。
一方、代休は「休日勤務した代わりの休日」のことです。振替休日とは異なり、休日に出勤しなければならない場合、事前に申請することなく、別の出勤日を休日とすることができます。代休の扱いは仕事が終わってからとなり、すでに休日出勤した分は休日労働とみなされるため、割増賃金が発生します。

慶弔休暇の有無

慶弔休暇の有無

出産や冠婚葬祭などの際に取得できる休暇のことを慶弔休暇といいます。慶弔休暇は法定外休暇で年間休日に含まれないため、取得できるかどうかも会社ごとに異なります。一般的に、自分の結婚式は5日程度、子どもの結婚式は2日程度、1親等の葬儀は5日程度、2親等の葬儀は2日程度とされています。慶弔休暇の定めがない場合は冠婚葬祭への参列は無給となり、有給休暇として扱われます。

転職を考えている人へ