休日の多い職場に転職したいなら、事前にしっかりと準備してから行動することが大切です。具体的にどのような準備が必要なのか、わかりやすくまとめていますので参考にしてください。
年間休日を増やすことを目的に転職する人の多くは、「家族と過ごす時間をもっと増やしたい」といったように、家族との関係を理由として挙げていました。しかし、家族に相談せず1人で進めている人も少なくありません。転職は人生を豊かにする手段の1つですが、気力や体力が必要です。上手くいかない時は気持ちが落ちこんでしまうこともあるでしょう。家族と相談しながら転職活動を進めていくことが大切です。
年間休日が増えるということはその分の労働時間が減るということです。もしかしたら今よりも年収が下がってしまうかもしれません。しかし、「ここまでならOK」というラインを決めておけば、転職活動を進める際に迷いがなくなります。
実際に最低ラインを設定して転職活動を行ったAさんの例を紹介します。Aさんは残業が多く休日は疲労で寝てばかりいたことから、もっと休日が多い職場に転職したいと考えていました。年収が下がることは承知の上で最低のラインを設定し、有給休暇の取得率や休日出勤の有無を確認しながら転職活動を進めたそうです。転職したことで年収は70万ほど下がってしまいましたが、年間休日は112日から124日に増えました。Aさんはもともと環境を変えたいという気持ちが強く、最低ラインを設けていたので、年収が減少しても不満に思わず、現在の状況に満足しているようです。
「今よりももう少しだけ休日を増やしたい」という曖昧な気持ちのまま転職活動を進めてしまうと会社の絞り込みが難しくなるので、かえって不利になってしまうでしょう。
完全週休2日制を導入している職場、ホワイト会社が設定している120日以上など確保したい日数を事前に決めておき、その条件を満たしているかどうかで判断してください。
まずは「年間休日の日数が明記されている求人のみ」をピックアップしましょう。例えば、「4週8休」と明記されている場合、年間休日は53週106日くらいと推測できます。最低ラインである105日と同じくらいですが、採用担当者が知識不足で4週を1ヶ月として捉えていたら年間休日は96日ほどで想定しているよりも休日が少なくなります。後々トラブルに発展してしまう可能性もあるため、正しく明記している求人を中心に探していくといいでしょう。
また、休日を多く取りたいなら「土日祝休み」「完全週休2日制」の職場に絞るのがセオリーです。シフト制の場合は「土日祝休み」の職場を探すのは大変かもしれませんが、転職する目的が「家族との時間を増やすこと」なのであれば、これは譲れない条件です。