タクシードライバーは年間休日が多い職種の筆頭です。働き方にもよりますが、年間休日200日以上を実現することも可能です。これは1年の2/3が休日になる大学生に匹敵します。それほど多くの休日が確保できる理由は勤務形態にあります。タクシー会社は24時間営業しており、ドライバーの勤務形態は1日おきに働く隔日勤務です。1勤務あたりの拘束時間は20時間と長いので、休日もしっかり設けられています。例えば、月曜日の朝8時に出勤したら翌日火曜日の朝5時に退勤となり、出勤日の翌日である火曜日と翌日の水曜日は休日になります。
タクシー業界独特の働き方なので最初は戸惑うかもしれませんが、オンとオフのメリハリがつきやすく、充実した休日を過ごせるでしょう。
金融業といっても色々ありますが、銀行のように営業が平日のみ、という場合はカレンダー通りの休日になります。5連休以上の長期休暇の取得も推奨されているため、休日を利用して旅行に行ったり、趣味に集中したりする人も多いようです。
情報通信業にはソフトやゲームを扱うIT業界やTV放送局やコンテンツ制作会社、出版社など様々な業界が含まれています。その中でもIT業界は激務というイメージが強いのですが、それは納期が迫っていたり、何かトラブルがあったりした場合のみです。それ以外は比較的落ち着いているので、カレンダー通りに休日を取得できます。また、繁忙期のストレスをフォローするために福利厚生の一環として独自の休暇制度を設けているところも多く、比較的休日を取得しやすい環境です。
看護師も年間休日が多い職種です。平均日数は120~124日で、中には125日以上取得できるところもあります。もし休日が多いところで働きたいのであれば規模が大きい大学病院や、日曜日が固定休のクリニックやデイサービスがおすすめです。
大学病院は看護師の人数が多いのでシフトの調節がしやすく、福利厚生も充実しているため休日が多く設定されています。夏休みやお正月も長期休暇を取得しやすいでしょう。
また、入院施設を持たないクリニックは日曜日と祝日が固定休のほか、土曜日の午後や平日に休日に設定しているところも少なくありません。年間休日が多く、夜勤もないのでプライベートの時間をしっかり確保できます。
デイサービスも日曜日を固定休としているところがほとんどです。それ以外の曜日はシフト制ですが、組み合わせ次第では連休を取得することも可能です。